シチュエーションボイスの始め方|初心者が知っておくべきこと全まとめ

「シチュボを始めてみたいけど、何を用意すればいいかわからない」

「防音ってどこまでやればいいの?」

「機材にお金がかかりそうで踏み出せない」
こういった疑問を持っている方は多いと思います。
結論から言うと、シチュエーションボイス(シチュボ)は思っているよりずっとハードルが低いジャンルです。
スマホ1台あれば今日から投稿できますし、完璧な環境がなくても十分に楽しめます。
この記事では、シチュボを始める際に多くの人が気になる
・まず何を用意すればいいのか
・スマホだけでも投稿できるのか
・防音はどこまで必要なのか
・編集はどれくらい重要なのか
について、実際に活動している立場からまとめました。
※「◯万円以内で始める機材構成」についての詳細は別記事で公開予定です。
① シチュエーションボイスとは?(初心者向け簡単解説)
シチュエーションボイス(通称:シチュボ)とは、特定の状況・シナリオをテーマにした音声作品のことです。
彼氏役・年下くん・医師・幼馴染など、様々なシチュエーションやキャラクターを演じた音声を収録し、
DLsiteやFANBOX、X(Twitter)やYouTubeなどのプラットフォームで発表するのが一般的です。
・男性向け・女性向けどちらも需要がある
・個人でも活動しやすいジャンル
・投稿の敷居が低く、副業・趣味どちらにも向いている
という特徴があります。
② 今、男性向けシチュボが熱い
近年、特に注目されているのが「男性向けシチュボ(女性声優による癒し・甘えさせ系など)」の市場です。
DLsiteなどのプラットフォームでは男性向け音声作品の売上が年々伸びており、
女性向けに比べてまだ供給が少ない分、新規参入者にもチャンスがある状態です。
男性向けシチュボの特徴としては、
・低音・ヤンデレ・耳かきのシチュエーションが人気
・1作品あたりの単価が女性向けより高めに設定できるケースもある
・DLsiteでの販売が主流
「女性声優だけど何を投稿すればいいかわからない」という方は、
まず男性向けの市場をリサーチしてみることをおすすめします。
需要のある作品傾向を把握してから制作に入ると、再生・購入につながりやすくなります。
③ 私の現在の使用機材
参考として、私が現在使っている機材構成を紹介します。
・マイク:AT4040(コンデンサーマイク)
・オーディオインターフェース:UR22C
・バイノーラルマイク:3Dio Free Space(白)
・モニターヘッドフォン:MDR-CD900ST
・DAW:Cubase13 Pro
これは「本格的にシチュボに取り組む場合」の構成です。
最初からここまで揃える必要はまったくありません。
AT4040は声の収音に優れた定番マイクですが、
価格帯としては5万円前後とそれなりの投資になります。
3DioはバイノーラルASMRや距離感表現に使いますが、これも最初は不要です。
「とにかく始めてみたい」という段階では、次のセクションで紹介するスマホ収録で十分です。
③ スマホ1台でもシチュボは投稿できる
「高い機材がないと始められない」と思っている方に伝えたいのが、
スマホの録音アプリだけでもシチュボは投稿できる、ということです。
実際に、スマホ収録でも高評価を得ている作品は多く存在します。
【スマホ収録で始める場合のポイント】
・録音環境を選ぶ
→ 深夜帯や人の少ない時間帯に収録するだけで、
ノイズが大幅に減ります。
・簡易吸音を活用する
→ 布団の中やクローゼットの中で録音すると、
反響音が抑えられてかなり聴きやすくなります。
押し入れの中も効果的です。
・無料編集アプリを使う
→ Audacity(PC)やGarageBand(iPhone)など、
無料でも基本的なノイズ処理は可能です。
大事なのは機材の良し悪しよりも、
✔ 声の演技力・表現力・自身の需要の把握←重要
✔ 台本の構成とストーリー性
✔ キャラクターとリスナーの距離感
です。
音質が多少荒くても、演技と構成が良ければ作品として十分通用します。
まずはスマホで試してみて、需要や方向性を掴んでから機材を揃えるのがおすすめです。
⑤ 台本はフリー台本を使えばいい
「台本を自分で書けない」「何をしゃべればいいかわからない」という方は、
フリー台本を活用するのが一番の近道です。
【フリー台本の探し方】
・「シチュボ フリー台本」でGoogleやpixivで検索
→ 台本作者さんが無料公開しているケースが多い。
使用条件(クレジット表記・R18可否など)を必ず確認しましょう。
・pixivやnoteで検索
→ 「シチュボフリー台本 」で検索すると多数ヒットします。
・「ボイスサンプル用フリー台本」で検索
→ 短めの台本が多く、投稿の練習にも最適。
フリー台本を使う場合の注意点として、
✔ 使用報告・クレジット記載が必要なものが多い
✔ R18利用可否は必ず確認する
✔ 商業利用(DLsiteでの有料販売)の可否も台本ごとに異なる
この3点は必ずチェックしてください。
慣れてきたら自分でオリジナル台本を書くことで、
作品の独自性が出てリスナーの定着につながります。
⑥ 防音はどこまで必要か
「防音設備がないと投稿できないのでは?」という不安もよく聞きます。
結論:極端にうるさい環境でなければ、完璧な防音は不要です。
以下の対策だけでも、収録音質はかなり改善します。
【すぐできる簡単防音対策】
・深夜帯に収録する
→ 外の車の音、近隣の生活音が減る時間帯を選ぶだけで効果大。
・エアコン・扇風機を止める
→ 「サー」というホワイトノイズの主な原因は空調機器です。
収録中だけ止めるだけで大きく改善します。
・窓・ドアを閉める
→ 外音の侵入を最小限に抑えます。
・クローゼット・押し入れを活用する
→ 衣類が吸音材の役割を果たすため、反響が減ります。
本格的にやりたくなったら、壁に吸音材(スポンジパネルなど)を貼る方法があります。ですがここで注意なのが防音材と遮音材の用途を再確認する必要があります
- 吸音材 音を吸音するもので音質向上につながる、だが外の音を軽減する力はない、
- 遮音材 外や中からの音を遮断する、だが音を吸収するわけではないので音質向上する力はない
Amazonで1〜2万円程度から揃えられますが、最初から導入する必要はありません。
防音ブースを買う必要があるのは、かなり音量が気になるレベルで本格化してからで十分です。
⑤ DAW編集がシチュボの仕上がりを左右する
ここが一番重要なポイントです。
シチュボは「録音が5割・編集が5割」と言っても過言ではないくらい、
編集の質が完成品のクオリティに直結します。
「録っただけ」の音源と、きちんと編集した音源では、
聴こえ方がまったく異なります。
【シチュボ編集の主な工程】
・ノイズ除去
→ 収録中の「サー」「ブー」といった環境ノイズを除去します。
RX(iZotope)などのプラグインが強力ですが、
Audacityの無料機能でも基本的な処理は可能です。
・EQ(イコライザー)調整
→ 声の「抜け」を良くしたり、こもった印象を取ったりするために使います。
低音のこもりをカットし、中高音の通りを良くするだけで
声の聴きやすさが大幅に改善します。声のいいとこ取りをすると覚えればいいです!
・コンプレッサー
→ 音量の波(大きい部分と小さい部分の差)を整えます。
囁き声とはっきりした声が混在するシチュボでは特に重要な処理です。声の音量を一定にすると覚えればいいです
・音量バランスの調整・音圧の最終調整
→ 全体の音量感を揃えて、聴きやすい仕上がりにします。
私自身は過去にMIX(音楽制作・音源編集)の経験があったため、
✔ ノイズ処理の精度
✔ 声の抜けを良くするEQ調整
✔ 聴きやすい音圧の整え方
を早い段階から実践できたことが、作品クオリティに大きく貢献しました。
編集が苦手・難しいと感じる方は、最初は「ノイズ除去だけ」からでも十分です。
慣れてきたらEQやコンプも取り入れていきましょう。
⑧ サムネイルはCanvaで作れる
作品を投稿する際に必要になるのがサムネイル(タイトル画像)です。
これも「デザインの知識がない」「Photoshopは使えない」という方でも問題ありません。
おすすめは「Canva(キャンバ)」です。
Canvaは無料で使えるオンラインデザインツールで、
・シンプルなテンプレートが豊富
・文字入れ・画像配置がドラッグ&ドロップでできる
・スマホアプリからも操作できる
・DLsite・FANZA・FANBOXなどに対応したサイズで書き出せる
という点で、初心者にとって圧倒的に使いやすいツールです。
【サムネ作成の基本】
・背景色またはイラスト画像を置く
・タイトル文字を大きく、読みやすいフォントで入れる
・ジャンル(癒し・甘え・R18など)がひと目でわかるようにする
凝ったデザインでなくても、
「タイトルがはっきり読める・雰囲気が伝わる」だけでクリック率は十分確保できます。
まずはCanvaのテンプレートを1つ選んで、文字を差し替えるだけでOKです。
⑨ イラストはAIで生成できる
サムネや作品のビジュアルに使うイラストも、
今はAI画像生成ツールを使えば自分で用意することができます。
【使いやすいAI画像生成ツール】
・Stable Diffusion(無料・高機能・ローカル環境またはWebサービス版あり)
・NovelAI(月額制・アニメ系イラストに特化・シチュボ系との相性が高い)
・Leonardo.AI(無料枠あり・クオリティが高い)
・Canva AI(Canvaの中で完結できて手軽)
他にもたくさんあるので無料プランや体験版でいろいろ試して自分が使いやすい、好きなものを選ぶといいでしょう。
注意点として、
✔ 生成したイラストの商用利用規約は各サービスで異なる
✔ DLsiteなどで有料販売する場合は、AI生成物の扱いを各プラットフォームで確認する
✔ キャラクターデザインに著作物(既存キャラ等)を使わない
この点を守れば、AI生成イラストはサムネや作品カバーとして十分活用できます。
コミッション(絵師さんへの依頼)はクオリティが高い一方でコストもかかるため、
最初はAI生成で試してみて、収益が出てきたら絵師さんへ依頼するという流れもおすすめです。
⑩ 声の演技・距離感が何より大切
機材や編集の話をたくさんしてきましたが、
最終的にシチュボで重要なのは「声の演技力と距離感」です。
どんなに音質が良くても、演技がリスナーに刺さらなければ響きません。
逆に、音質が多少粗くても、演技と距離感が良ければ「また聴きたい」と思ってもらえます。
【距離感の作り方】
・マイクとの距離を意識する
→ 近づけると囁き・親密感、離れると落ち着いたトーンになります。部屋の反響が気になるという方はマイクに口を近づけるオンマイクという手法を使うといいでしょう
・息の使い方を練習する
→ ため息・笑い声・囁きに「息」が乗ると、一気にリアルな演技になります。
・キャラクターとシチュエーションを具体的にイメージする
→ 「誰が」「どこで」「どんな気持ちで」話しているかを明確にして収録すると
演技に自然な感情が乗りやすくなります。
シチュボは「音声演技のジャンル」です。
技術的な部分は後から学べますが、演技の感覚は意識して磨いていくことが大切です。
⑪ まとめ|まずは「出してみる」ことが最優先
シチュエーションボイスを始めるにあたって、まとめると以下のとおりです。
✔ スマホ1台でも今日から始められる
✔ 台本はフリー台本を検索して活用すればOK
✔ 完璧な防音は不要。環境の工夫で十分カバーできる
✔ 編集スキルが作品クオリティを大きく左右する
✔ サムネはCanvaで誰でも作れる
✔ イラストはAI生成ツールで自前で用意できる
✔ 男性向け市場は今が参入のチャンス
✔ 何より大切なのは、声の演技と距離感
✔ 高額機材は「続けると決めてから」で十分
最初から完璧を目指す必要はありません。
「まず1本出してみる」という行動が、一番の近道です。
出してみて、反応を見て、改善していく。
そのサイクルを回すことが、シチュボ活動を続けるうえで一番大切なことだと感じています。
次回の記事では「◯万円以内で揃えるシチュボ機材構成」を紹介予定です。
ぜひそちらも参考にしてみてください。
他にもこうすると音が良くなるやどんな環境で録音しているなど有益な情報がございましたら是非是非コメントに書いていってください!!
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